2012年12月28日

ユネスコスクール

皆様、こんにちは。
今年も残すところあと3日となりました。
2012年は、皆様にとってどんな1年でしたでしょうか?

さて、先日、環境教育のことでアドバイスを受けるべく、高知県にある四万十町立七里小学校を訪れました。
この小学校、全校生徒40名ほどの小さな、小さな小学校です。
そして今年、ユネスコスクールの認定をうけた学校でもあります。

「ユネスコスクール」とは、1953年、ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。
日本国内では、2012年9月現在、519校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学がこのネットワークに参加しています。日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、ユネスコスクールと呼んでいます。

ユネスコスクールついては、こちらをご覧ください。
http://www.unesco-school.jp/

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正門には「ユネスコスクール」のプレートが光っていました。


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1年生は8人。ちっちゃな机がカワイイですね〜。

七里小学校は、これまで国際理解教育(開発教育・国際教育)を中心に活動をおこなっていましたが、これからは環境学習にも力を入れていくそうです。
でも、七里小学校周辺は山あり、川ありで、生活の中に自然と触れ合える機会が「普通に」存在しているんですよね〜。
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2012年12月19日

「事業型環境NPO・社会的企業 入門講座」を四国各県にて開催しました

こんにちは。四国EPOの松本です。
11月下旬より四国各県にて開催してきた「事業型環境NPO・社会的企業 入門講座」ですが、
12月13日をもって各県とも無事終了しました。

入門講座のイベント情報
http://4epo.jp/modules/eguide/event.php?eid=2286

内容としては、環境保全と収益性を両立しようと各県で取り組まれている事例の発表をして頂き、森田 桂治さん(独立行政法人中小企業基盤整備機構経営アドバイザー)、前田 眞さん(NPO法人まちづくり支援えひめ代表理事)のファシリテートのもと、意見交換しながら事業化のヒントを探っていきました。

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(香川会場の様子)

事例発表して頂いたのは以下の皆さんです。

徳島:NPO法人TOKUSHIMA雪花菜工房
香川:NPO法人ひかりエコ・エンジニアリング
愛媛:よろず体験事務所をかしや
高知:社団法人西土佐環境・文化センター 四万十楽舎

TOKUSHIMA雪花菜工房さんは、高校の商業科で模擬会社として取り組まれたTOKUSHIMA雪花菜工房に関わった生徒たちが設立したもので、基本的には大学生が運営しています。廃棄されていたおからを使ったアイスの販売を行ったり、すだち等の売れずに捨てられていたB級品を飲食店等に提供する仕組みをつくって収益を上げており、事業に関わる大学生はアルバイトをするのと同じように賃金を得ています。大学生でもここまで出来るのか!という驚きがあり、また社会課題もうまくマッチングさせれば収益につながるという可能性を感じました。

ひかりエコ・エンジニアリングさんは、障がい者の就労支援としてパチンコ台やパソコンの手分解によるリサイクルを進めています。将来を見据え、廃棄物の収集運搬や処分といった許可も取得して事業を進めています。生き残っていくにはハードルを高めに設定して存在意義を高める必要があり、先のことを常に考え、現在取り組む事業の売り上げはそのままでは落ちていくことを想定するなど、経験に基づいた話は非常に参考になりました。

よろず体験事務所をかしやさんは、エコツアー、自然体験、環境教育、ワークショップなどのさまざまな『体験』の提供に取り組んでおり、またインタープリターのスキルを活かした人材育成事業に取り組みながら事業収益を確保されています。感動によって人は変わる、というお話が印象的でした。

西土佐環境・文化センター 四万十楽舎さんは、廃校舎を活用した体験型宿泊施設で、宿泊、カヌーや魚釣りの体験、登山ガイド等のサービス提供や、四万十関連商品の販売等も行っている地域密着型自然学校です。地域の方々とも交流しつつ協力しあって事業を進めており、同業他社もありますが、地域文化などを取り入れたツーリングの実施などによって独自性を出すなど、提供するサービスの価値を高めているということです。

どの事例もユニークな事業であり、非常に参考になりました。事例発表の後には、森田氏、前田氏のファシリテートのもと、参加者を含めた意見交換を行い、各事業の更に深い部分や参加されている方々が気になるポイントについて質問したり話し合ったりしました。

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前田氏による解説の様子

参加者からは、事業化への難しさや必要性に対するコメントや、課題として「自分たちが良いと思っていることと市民(顧客)のニーズのずれ」「効果的な企画書・事業計画書の作成」などが挙げられました。

主催側としても非常に学びの多い講座でした。環境保全活動の事業化への難しさはありますが、その必要性や意義についての理解も深まったと感じています。
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2012年12月05日

エコスクールは、「地球市民」を育てる活動

こんにちは。
四国EPOの藤野です。

 12月4日(火)高知市で開催された「欧州の環境教育〜エコスクールの実践事例から〜」に参加してきました。
 デンマークで1994年に生まれた環境教育の国際認証ラベル「グリーンフラッグ」。日本でもグリーンフラッグをめざす学校が、環境学習プログラム「エコスクール」に取り組んでいます。
 エコスクールは、狭い意味での環境学習にとどまらず、将来のまちづくりを担う人を育み地域力を高めてゆく環境学習プログラムで、今や世界54の国と地域、約4万校で取り組まれているそうです。
 子どもたちが主体者となり、自らで決めた目標に向かって活動するプロセスを大切にした内容は、考える力や行動力を伸ばすとともに、保護者や地域の人たちにも参加してもらうことで、地域とのコミュニケーション・連携がはかれるとのこと。
 ふむふむ。理想的〜。

 今回のセミナーでは初等、中等教育機関の約88%がエコスクールプログラムに取り組んでいるアイルランドから、自治体や企業との連携(資金提供もあり!)のもとエコスクールプログラムを運営しているアイルランドの国際NGO「An Taisce」のコーディネーターであるBirgitさんをお招きし、先進事例を含めた国内外の取り組みを紹介していただきました。
 エコスクールのプログラムでは、各学校の状況に応じて7つのステップに取り組むことができます。各学校がその時々や段階でベストを発揮し、継続的に改善することが期待されています。

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【Birgitさん】

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【エコスクール7つのステップ】

 子どもたちは始めは身近な「ごみ」の問題を扱い、次にエネルギー、水、交通、生物多様性などの問題に取り組み最後は「Global Citizenship(地球市民)」となるべく、広い視野をもって「世界の課題」に向き合います。
 子どもたちが「自分たちで課題を見つけ、解決していくのだ」という意識の芽生え、そしてそれが自信につながっていく様子を、たくさんの写真を使ってご紹介いただきました。アイルランドでは、国自体がこのエコスクールの導入を進めているため、子どもたちは12〜14年かけて活動に取り組んでいくのだそうです。
 
 子どもたちの行動の変容にかかる時間は、8歳以下だと6週間、8歳から12歳だと6か月、12歳から15歳は2年間かかるそうです。
では、大人が「変われる」のには、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか!?
posted by 4epo at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記