2014年10月27日

アサギマダラ ~旅する蝶~

みなさんはアサギマダラという蝶を御存知ですか?「旅する蝶」ということで有名で、遠くは香港まで旅した個体もいたそうです。あの、か弱そうな蝶にそんな力があるとは本当に驚きますね。そのような足取りを調査している全国的なネットワークがあり、情報交換をされているということです。調査の仕方はとても変わっていますよ。
蝶の羽にいつ、どこで、誰が捕獲をしたのかを油性マーカーで記入します。「え?」っと思われるかもしれませんが、実はこの蝶は鱗粉がない部分が多く、また、死んだふりもしてくれるので記入はとても楽なんです。
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さて、今回取材したのは片地小学校の5年生9名。えひめグローバルネットワークが環境省の委託で学校と協働で行うESD実証グラムの一環です。
子どもたちは教室でアサギマダラの生態を学び、捕獲の方法、マーキングも経験し、10月21日(火)、アサギマダラが好むフジバカマの花が咲く秋葉山にやってきました。講師は山崎三郎さん(アサギマダラの里in秋葉山事務局長)。世界中で昆虫の研究を仕事としてきた方です。
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ひらひらと飛んだり、フジバカマにとまっているアサギマダラに子どもたちは網を振り回します。「採れた〜」「あー、逃がした〜」という元気な声が飛び交います。
捕獲した子どもたちはさっそく画板の上で蝶を寝かし大きさを測ります。さらにオス・メスの区別や交尾状況などを調べます。ボロボロに羽が破れている蝶には、「old」のOを記録します。すかさず山崎三郎さんは、「大変過酷な中を飛んできたんだね〜」とやさしく声をかけ、子どもたちに気づきを促します。マーキングの後、「僕のアサギマダラ」を放し「どこまで行くんやろうか」とすっかり保護者気分です。

 終わりの会ではアサギマダラの事だけでなく、周辺にあったキイロスズメバチの大きな巣に影響され、その生態にも質問が飛びます。これからきっと、オオスズメバチがやってきて、巣はバリバリに壊され、幼虫はオオスズメバチの幼虫のエサになることを聞くと、子どもたちは自然の過酷さを痛感したようでした。
 これから子どもたちは毎月1回、この山にやってきてアサギマダラの卵や幼虫の数を調査していきます。アサギマダラの生態から子どもたちはきっと多くのことを学んでいくことでしょう。大切に見守っていきたいと思いました。DSC_0042.JPG
posted by 4epo at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記