もうすぐ、4月です。
まだまだ、寒さの厳しい日もありますが、柔らかい日差しがのぞく、春が近づいています。
手袋なしで、軽快に自転車に乗れた、そんな日和にbikebiz(バイクビズ)フォーラムに出席しました。
家庭部門で排出されるCO2の内、約1/4が移動関連と言われています。1/4というと大きな割合です。そこで、主に自動車への過度の依存を見直すという主旨で平成21年よりbikebizの取り組みは始まりました。
今回参加した第1回bikebiz推進フォーラムでは、さまざまな事例発表があり、市長自身が自転車通勤をした例や、自転車道・駐輪場の設備や電車に自転車を積み込める制度など、まずはヨーロッパの先進的な事例が紹介されました。また、コミュニティサイクルに企業の広告を入れることで協賛を得、初期費用を得るなどの取り組みも発表されました。
別の発表では、携帯電話会社がサイクルシェアリングに参入した事例が紹介されました。GPSを活用することで、自転車がよく通る道や観光客が訪れる観光施設・順番、事故があったときの状況把握などができるという利点が述べられました。
行政の取り組みとして、岡山市ではコミュニティサイクルを推進するためにアプリを開発し、各駐輪場の自転車配置状況や返却可能台数が把握できるようになりました。コミュニティサイクルを利用するにあたり、使う側の立場に立った便利な機能が提供されています。
広島県に事業所がある、安田金属株式会社では、自動車通勤から自転車通勤に変更することでCO2削減や近隣の交通渋滞の緩和、従業員の健康の維持を目的に、自転車通勤者を対象に一時金を支給する制度を実施しています。雨天や従業員の都合で自転車通勤が難しい場合にも臨機応変な対応策を設けるなど、取り組みが持続するような設定をしているそうです。
今後、bikebizを広げていくためにも皆さんの周りで良い事例や課題に対するご意見があれば、お寄せいただきたく存じます。低炭素社会を始め、持続可能な社会を形成する責任は私たち個人が担っています。地域を巻き込んだ取り組みへと発展させるために、まずは自らできることを実践したいものです。
2015年03月31日
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