2015年05月19日

トキワバイカツツジ観察会が実施されました

トキワバイカツツジをご存知ですか?初めて名前を聞くという人がほとんどと思います。それもそのはず、1984年に発見された宇和島市のごく一部のみに自生する希少な植物で、愛媛県RDBの掲載種でもあります。花期は4月下旬〜5月上旬、丸みのある花はかわいらしく香りが良く、園芸的に価値が高いために盗掘が懸念され、特定希少野生動植物に指定、採取等が禁止されています。(愛媛県RDBで検索できます)
このトキワバイカツツジを調査・保全するとともに、資源として活かすための模索が地元有志によるNPO「トキワバイカ*プロジェクト」によってスタートしました。そして、第1回観察会が4月末から5月7日までの5日間行われ、約50人の参加者が開花の様子を観察しました。自生地は渓谷沿いで、もともとは里山として適度に人の手が入り、日当りが良く、生育に適した環境だったと考えられますが、現在ではシイ・カシの林が発達して光条件が悪くなり、生育環境が悪化していることが懸念されています。
トキワバイカツツジが世界のここだけに生育するに至った理由を、専門家の話をうかがいながら推理することは、ロマンがあり、また人と自然の関わりを深く考える機会にもなりました。
トキワバイカ*プロジェクトは、トキワバイカツツジを育んだ宇和島の自然と、文化、人をつなぎ、宇和島の魅力を発信するプロジェクトを推進していく方針とのこと。注目です!P1.jpg
観察会の昼食は採取した野草の天ぷらとシカ肉
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観察会の様子
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トキワバイカツツジ開花の様子
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2015年04月23日

ESDカフェ

皆さんは香川県から瀬戸大橋を渡った岡山県岡山市で開催されているESDカフェを知っていますか?

2010年から行われているESDカフェでは各回のテーマごとにゲストを招き、お話の後に意見交換を行っています。持続可能な社会づくりを進めていくために、さまざまな人が集まり、立場や役職に関わらず自分の想いや疑問を話し合い、対話を進めていく場でもあります。

今回のゲストは岡山大学の理事・副学長、また、岡山ESD推進協議会の企画委員長でもある阿部宏史先生で、ESDの10年の振り返り、また、今後の流れを含めたお話をしていただきました。その中で、2015年以降のESDの取り組みを推進する、グローバルアクションプラン(GAP)について紹介があり、具体的に、@政策的支援、A機関包括型アプローチ、B教育者、Cユース(youth)、D地域コミュニティの5つが優先行動分野として位置づけられたことや、全体的な目標としてESDを加速するために、教育・学習のすべてのレベル・分野で行動を起こし、拡大しようとしていることが分かりました。

その後、参加者内でグループを作り、「今後のESDカフェ」について意見交換を行いました。どんなテーマについて話し合いたいか、誰をゲストとして迎えたいかなどを付箋に書き、共有しました。私のグループでは、「ESDを普及させるため企業が行っているESD活動の事例を知りたい」、「事業所で実施しているどんぐりポイントを他企業に普及するためにどのようなアプローチを行えばいいか」など、ESDの普及啓発に関わるものや、「ESDの今後について包括的に学ぶ場であって欲しい」という今後の動きに焦点を合わせた意見があり、今後も多様性に満ちたESDカフェが開催されることが期待できる話し合いの場となりました。ちなみに今回のESDカフェへの参加者は40人と通常に比べて多く、世界会議が開催された熱気を未だに感じることができました。

ESDカフェは岡山県岡山市で毎月第3木曜日に開催されています。
参加者が多様であるからこそ、「えっ、これもESD?!」と思うようなテーマが次々と企画されるのではないでしょうか?今後も岡山のESDカフェから目が離せません。

詳細情報は下記、HPをご覧ください。
水と緑が合言葉 おかやま ESDなび
http://www.okayama-tbox.jp/esd/pages/esdcafe
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2015年03月31日

第1回bikebiz推進フォーラム

もうすぐ、4月です。
まだまだ、寒さの厳しい日もありますが、柔らかい日差しがのぞく、春が近づいています。
手袋なしで、軽快に自転車に乗れた、そんな日和にbikebiz(バイクビズ)フォーラムに出席しました。

家庭部門で排出されるCO2の内、約1/4が移動関連と言われています。1/4というと大きな割合です。そこで、主に自動車への過度の依存を見直すという主旨で平成21年よりbikebizの取り組みは始まりました。

今回参加した第1回bikebiz推進フォーラムでは、さまざまな事例発表があり、市長自身が自転車通勤をした例や、自転車道・駐輪場の設備や電車に自転車を積み込める制度など、まずはヨーロッパの先進的な事例が紹介されました。また、コミュニティサイクルに企業の広告を入れることで協賛を得、初期費用を得るなどの取り組みも発表されました。

別の発表では、携帯電話会社がサイクルシェアリングに参入した事例が紹介されました。GPSを活用することで、自転車がよく通る道や観光客が訪れる観光施設・順番、事故があったときの状況把握などができるという利点が述べられました。

行政の取り組みとして、岡山市ではコミュニティサイクルを推進するためにアプリを開発し、各駐輪場の自転車配置状況や返却可能台数が把握できるようになりました。コミュニティサイクルを利用するにあたり、使う側の立場に立った便利な機能が提供されています。

広島県に事業所がある、安田金属株式会社では、自動車通勤から自転車通勤に変更することでCO2削減や近隣の交通渋滞の緩和、従業員の健康の維持を目的に、自転車通勤者を対象に一時金を支給する制度を実施しています。雨天や従業員の都合で自転車通勤が難しい場合にも臨機応変な対応策を設けるなど、取り組みが持続するような設定をしているそうです。

今後、bikebizを広げていくためにも皆さんの周りで良い事例や課題に対するご意見があれば、お寄せいただきたく存じます。低炭素社会を始め、持続可能な社会を形成する責任は私たち個人が担っています。地域を巻き込んだ取り組みへと発展させるために、まずは自らできることを実践したいものです。
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2015年03月19日

平成26年度に四国四県で実施したESD環境教育プログラム概要(日英訳)ができました!

※ クリックして画像を大きくしてご覧ください。1a.jpg2a.jpg
写真1:徳島実証1みんなで協力して集計しよう.JPG
写真2:徳島実証2水を運んでみよう.JPG
写真3:社会科でESD.JPG3a.jpg4a.jpg
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写真2:高知実証2.JPG
写真3:高知実証3.JPG





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2015年02月27日

協働ギャザリング

最近、「協働」という言葉をHPなどでもよく聞くようになりましたが、みなさんは「協働」とは何かご存知ですか?

「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」(以下、環境教育促進法)によると「協働取組」とは、「国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割を分担しつつ対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組」(第一章 総則 第二条4)と定義されています。持続可能な社会を構築するために、社会に必要な環境保全活動やその促進のための意欲の増進、環境教育が重要だと示され、そのうえで協働の重要性が述べられています。(第一章 総則 第一条 )

環境省では地域における課題解決や地域活性化の上で必要な役割を果たしているNPOなどの資金・信頼性の向上支援を目的に、「平成26年度地域活性化に向けた協働取組の加速化事業」の公募を実施し、中間組織の体制強化や地域における協力・連携体制の整備を促進すべき行いました。

今年度は四国から「うどんまるごと循環コンソーシアム」(香川県)、「土佐の森・救援隊」(高知県)が採択され、2月7日に全国の採択団体が集まる報告会にて取組み内容を発表しました。
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報告会第1部のアピールタイムでは、各事業内容を4分で説明、第2部のコミュニケーションタイムで、興味を持った団体のところへ話を聞きにいく形式で実施されました。四国の採択団体は、どちらもたくさんの来場者から質問があり、「どのように協働を進めたか」について工夫した点、苦労した点などを説明していました。その後、第3部のワークショップでは「協働を行う上で新たな関係者をどう巻き込むか」「キーパーソンの重要性」などの題材について意見を出し合いました。
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それぞれの立場、考え方が異なり、協働を進めるのは簡単ではありません。それでも、お互いの立場を理解し、信頼関係を作っていくことにより、協働は実現していくことがこの事業を通じて分かりました。「言うは易し、行うは難たし」と言われます。協働を意識することで自分たちでは気づかなかった問題や可能性、一人ではたどりつけない目標などが達成できるのが、この事業の醍醐味です。熱心に活動されている団体が、四国内にはたくさんあります。四国EPOは引き続き、みなさんをつなぐ組織として、環境情報の発信と団体の発掘と支援を行っています。みなさんからの情報をお待ちしております。
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2015年01月30日

名古屋議定書・生物多様性勉強会

生物多様性の保全と持続的な利用に関する総合的な指針として、四国内の各県で生物多様性戦略の策定が進んでいます。各地での生物多様性に関する取組みは、1993年に発効した生物多様性条約の規定に基づき進められています。条約の目的は、以下の3 テーマに分かれます。
@地域の生物多様性の保全
A生物多様性の構成要素の持続可能な利用
B遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分
@とAについては、各県戦略の内容でも触れられていますが、Bについては、学ぶ機会がなかなかありませんでした。1月23日開催の勉強会は、この名古屋議定書をテーマに高知県立牧野植物園で開催しました。

勉強会では、海外遺伝資源の利活用の現状や名古屋議定書に関する国際及び国内の現在の動向について、大学の研究者や企業、NPO、行政それぞれの立場から取組みの紹介や現況の報告がありました。その後、会場内の一般参加者を含めたパネルトークを行い日頃の疑問や将来研究や事業がどのように関係してくるかについて質疑が行われ、条約や議定書を自分事として考えてもらうためのきっかけとなりました。
具体的には、普段の生活で利用している化粧品や薬、食料の中には、国外で発見された有用な植物や微生物といった資源を研究して開発されたものが少なくありません。これまで私たちはさまざまな種類の資源を海外から輸入してきました。しかし、海外で得た資源が国境を越えて移動した際に、資源の利用者は、原産国と対等かつ衡平な関係をどう担保していけばいいのか定められていませんでした。この議定書はそのような問題に対処すべく策定された経緯があります。

今後も頻繁に海外機関と生物資源のやり取りを行っていく際に、議定書は、研究利用のみならず衣食住に用いられる動植物資源の取扱いなど、広範囲にわたる医薬品、食物、花卉など身近な開発商品に関係しています。日本は、まだ議定書に批准していませんが、海外では既に批准している国もあり、今後、海外と遺伝資源を使った共同研究や製品開発を円滑に進め、相互に利益を得ていくためには、議定書の動向を確認しつつ、遵守していくことが必要となります。
名前は聞いたことがあるけれど、内容については知られていない議定書についても、このような場を通じて広めていく必要性をあらためて感じました。
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(参考)〜生物多様性条約・名古屋議定書とは〜
名古屋議定書は、2010 年に愛知県名古屋市で開催された第10 回生物多様性条約締約国会議(COP10)にて採択された生物多様性条約の議定書で、正式名称は「生物の多様性に関する条約の遺伝子資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」です。本議定書は、自然の恵みや微生物などを含む生き物からつくられた製品から得られた利益を、原産国と利用国とで公平に分けるための手続きをはっきりさせることを目的につくられました。
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2014年12月31日

ESDの10年

 2014年はESD(持続可能な開発のための教育)の10年、節目の年。国内では、さまざまな関連イベントや会議が開催されました。

 四国EPOからもイベントや会合にはできるだけ出席し、四国の取組みをアピールしました。国際会議やフォローアップ会合などにも参加し、これからESDがどうなるかについて情報収集しました。「持続可能な開発のための教育」が、10年で達成できる訳ではないだけに、この取組みをどのような形でキャンペーンのレベルから主流化につなげていくかは、多くの人の関心事でした。

 そんな中、ESDに関するユネスコ世界会議の最終日に「あいち・なごや宣言」が採択され、ESDの更なる強化と拡大に向けての行動指針と加盟国に対して教育政策やESDの強化を求める内容が示されました。あわせて、2015年からは、ユネスコの公式プログラムとして「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム」が始まります。

 このグローバル・アクション・プログラムには、5つの優先行動分野に焦点があてられています。
・政策的支援(ESDに対する政策的支援)
・機関包括型アプローチ(ESDへの包括的取組)
・教育者(ESDを実践する教育者の育成)
・ユース(ESDへの若者の参加の支援)
・地域コミュニティ(ESDへの地域コミュニティの参加の促進)
詳細は、仮訳等がインターネットにアップされているので検索してください。2015年はこれらの意味を考えながら、四国EPOがすべき役割について、考え、実践する1年になりそうです。

 末筆ながら、2014年中お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。2015年、これまでご支援ご協力くださったすべてのみなさまにとって良い年を迎えられますようお祈り申し上げます。

写真:ESDに関するユネスコ世界会議の様子
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2014年10月27日

アサギマダラ ~旅する蝶~

みなさんはアサギマダラという蝶を御存知ですか?「旅する蝶」ということで有名で、遠くは香港まで旅した個体もいたそうです。あの、か弱そうな蝶にそんな力があるとは本当に驚きますね。そのような足取りを調査している全国的なネットワークがあり、情報交換をされているということです。調査の仕方はとても変わっていますよ。
蝶の羽にいつ、どこで、誰が捕獲をしたのかを油性マーカーで記入します。「え?」っと思われるかもしれませんが、実はこの蝶は鱗粉がない部分が多く、また、死んだふりもしてくれるので記入はとても楽なんです。
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さて、今回取材したのは片地小学校の5年生9名。えひめグローバルネットワークが環境省の委託で学校と協働で行うESD実証グラムの一環です。
子どもたちは教室でアサギマダラの生態を学び、捕獲の方法、マーキングも経験し、10月21日(火)、アサギマダラが好むフジバカマの花が咲く秋葉山にやってきました。講師は山崎三郎さん(アサギマダラの里in秋葉山事務局長)。世界中で昆虫の研究を仕事としてきた方です。
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ひらひらと飛んだり、フジバカマにとまっているアサギマダラに子どもたちは網を振り回します。「採れた〜」「あー、逃がした〜」という元気な声が飛び交います。
捕獲した子どもたちはさっそく画板の上で蝶を寝かし大きさを測ります。さらにオス・メスの区別や交尾状況などを調べます。ボロボロに羽が破れている蝶には、「old」のOを記録します。すかさず山崎三郎さんは、「大変過酷な中を飛んできたんだね〜」とやさしく声をかけ、子どもたちに気づきを促します。マーキングの後、「僕のアサギマダラ」を放し「どこまで行くんやろうか」とすっかり保護者気分です。

 終わりの会ではアサギマダラの事だけでなく、周辺にあったキイロスズメバチの大きな巣に影響され、その生態にも質問が飛びます。これからきっと、オオスズメバチがやってきて、巣はバリバリに壊され、幼虫はオオスズメバチの幼虫のエサになることを聞くと、子どもたちは自然の過酷さを痛感したようでした。
 これから子どもたちは毎月1回、この山にやってきてアサギマダラの卵や幼虫の数を調査していきます。アサギマダラの生態から子どもたちはきっと多くのことを学んでいくことでしょう。大切に見守っていきたいと思いました。DSC_0042.JPG
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2014年09月30日

『たのしい樹木さんぽ』に参加しました!

9月24日(水)自然環境を守るための第一歩として、身近な樹木の観察から視野を広げていこうという趣旨の講座『たのしい樹木さんぽ』に参加してきました。
座学では、見やすく分かりやすいテキストを基に、正しい枝の伐採方法や剪定に適した季節の見極め方、健康な木かどうかの判断ポイントなど、庭木の手入れにも生かせるノウハウを得ることができました。

また、「“木”は、なぜ大きくなると思いますか?」という講師からの意表を突いた質問に、参加者たちは答えに窮し、ギブアップ。『“木は大きいもの”という考えで育ってきたので、“なぜ大きいか”なんて、そんなこと考えたこともなかった。』との声。タンポポを比較例にとって回答していただいたのですか、土に近く根を深く張れば、栄養も効率よく回せて生長できる。しかし、木は周囲の他の木より大きくならないと日照もままならず生長できない。だから一生懸命背伸びして大きくなるとのこと。

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座学の後、フィールドワークとして街路樹の観察に赴き、座学で学んだ知識から樹木の健康状態なども実際に確認しました。
枝の付き方、葉の特徴、実の運ばれ方、花のこと。さまざまな方向性の知識を得ることができ、樹木観察のポイントを押さえることができました。これからまた紅葉・黄葉も始まり、ますます樹木の観察が楽しくなりそうです。

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2014年08月14日

『里山〜里海、親子で巡る水辺のたんけん隊』に参加しました

8月11日(月)高松市環境学習活動事業の『里山〜里海、親子で巡る水辺のたんけん隊』に参加してきました。
イベント会場になったのは、塩江町にある「モモの広場」。“モモ”は、“桃”ではありません。ミヒャエル・エンデの物語「モモ」をご存じですか?時間泥棒を少女“モモ”が退治するお話なのですが、大切な時間を過ごすという意味を込めて、こちらの広場に名付けられたのだそうです。素敵な名前ですよね。
確かに、緑の香りと川で冷やされた涼しい風に吹かれながら、ゆったりと穏やかな時間を過ごすことのできる場所でした。

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前日までの台風の影響から、午前中の川の学習が困難な状況でしたが、内場川の本流以外の浅瀬において簡易水質検査や川にすむ生き物の観察、山の木や葉っぱに関する学習を行いました。子どもたちは、葛の葉っぱを鳴らしたり、沢から吹く自然の冷風で涼をとったり、サワガニに夢中になったりして、思い思いに楽しみました。

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お昼ごはんは、BBQと竹筒で炊いた「竹飯」。竹筒に米と水を入れて火にかけ、頃合いを見計らってひっくり返して蒸らします。ツヤツヤの炊きたては、本当においしくて、思わずお代わりしてしまいました!

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午後からは、竹を使った工作にチャレンジ。竹筒にラップを張って箱メガネにしたり、太い竹筒に好きな絵を描いて、みんなで縦に並べてトーテム・ポールも作りました。
ノコギリを引くのも、それを押さえてサポートするのも子どもたち自身。刃で小さなケガをする子もいましたが泣くこともなく、逆にケガをしたからこそ、一からすべて自分で作り上げた作品への思い入れも一入だったのではないかと思います。みんな、とても貴重な経験ができたのではないでしょうか。

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講師の方から、発電装置を搭載した手作りの水車を見せてもらいながら、再生可能エネルギーについての話を聴くこともできました。エネルギーを自ら作り出す、エネルギーの地産地消といった内容を初心者にも分かりやすいように丁寧に説明して下さいました。

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BBQも工作も屋外でしたが、モモの広場にある大木の影に集まっての作業でしたので、強い日射しにやられることもなく、影に守られ、気持のよい汗をかきました。自然の恩恵を受けるだけでなく、私たちも正しい知識で自然をずっと大切にしていきたいですね。
募集枠が早期に埋まるほどの盛況ぶりに、一般家庭でも「環境」への関心が高まっていることがうかがえます。夏の思い出と共に、環境への意識も更に高まる素敵な一日となりました。

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2014年06月26日

ミサゴ観察会in五色台

6月21日にミサゴ観察会in五色台(香川県坂出市)の取材に行ってきました。皆さんは、ミサゴのことを知っていますか?ミサゴは五色台で見られる魚が大好きな鷹の仲間です。大きくなると、翼を広げた大きさが150–180cmにもなります。当日の参加者と共に五色台の屋上から、双眼鏡、望遠鏡をのぞくと、木の先端に巣を見つけることができました。巣の中には結構な大きさの雛が2匹。一羽の親鳥がエサを取りに行く間、もう一羽はカラスなどにちょっかいを出されないように、雛たちを見守っていました。

霧がかかっていたために、その後観察会は一時中断。屋内の一室にて、講師の方が撮りためた自慢のスライドショーとそれに係る説明を受けました。ミサゴは5月ぐらいから木の枝を組んだ巣を作り始め、卵を産みます。

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抱卵日数は約40日ということで生まれた雛は、成長から巣立ち、親から独立するまでの間に飛び方を学びます。
練習する貴重な写真は、こちら!

飛ぶ練習.JPG    

飛ぶ練習に一生懸命になり、親鳥に羽がぶつかってしまっています。この前後のスライドでは同じ行為が数回あり、参加者、講師も微笑ましい顔で見とれていました。

 スライドショーを終えた後は、再び屋上でミサゴと急に現れたキツツキを観察し、ミサゴクイズも行われました。ちなみにクイズの内容は・・・
Q:ミサゴの名前の由来(写真右はミサゴです)
A:答えは「水を探る(みずをさぐる)」が派生して、ミサゴ。
 水に飛び込む音「ビシャ」が派生してきたという説もあります。

Q:航空機オスプレイの名前の由来はミサゴから派生しているが、ミサゴのどんな能力から名前が付いたのか?
A:ホバリング(獲物を見つけた際に行う、素早く翼を羽ばたかせて空中に静止する行為)ができるから。

など、話を聞いていただけでは分からない、意外と難しい問題でしたが、講師の人柄と知識のおかげでみんなワイワイ、楽しい時間を過ごすことができました。

今回は、香川県にある五色台での様子をお伝えしました。みなさんの地域にも、その地域でしか見られない生き物や植物がいます。外で自然に触れてみるのもいいかもしれませんね。これから、梅雨が明けると日差しが強くなります。お出かけの際には、日よけと水分補給を忘れないで下さいね。
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2014年04月30日

水生昆虫観察会に参加しました

 新緑が気持ちよい季節になりました。川虫や川魚たちのことも気になり、4月20日、高知の水生昆虫観察会を取材しました。ガイドは、NPO法人環境の杜こうちの副理事長でもある石川妙子先生。今日のポイントは高知市の水がめ鏡川上中流域付近の蛇行した瀬です。早速網を片手に石を動かすと、丸々と太ったヘビトンボが次々と出現です。ヘビトンボは、川虫の生態系のトップに位置するため、沢山いるところは生態系も豊かな証拠と教えてもらいました。

 そんな話を聞きながら、水の流れが速いところや緩やかなところ、流れや地形に変化があるところに行って、網に魚や川虫を採集後、トレーに移し観察しました。大収穫は、オオヨシノボリやカワヨシノボリ。産卵を控えお腹がパンパンの魚たちを観察することができました。観察が終わり、魚たちは川へ、川虫たちは種の同定のために、実験室に運ばれることになりました。

 場所は変わって、運ばれた水生昆虫たちの判別をするのは、川虫研究会のみなさん。慣れた手つきで川虫たちを分けて行きました。全く何が何やら分からない私もマンパワーとして参画。優れものの1冊のガイドブックを片手に、「カワゲラ?トビケラ?」と右も左も分からないまま同定をスタート。始めて川虫分類の世界に入りました。

 実体顕微鏡をのぞくと、「うわ~っ。気持ち悪い~。」最初のサンプルはヒゲナガカワトビケラでした。うにょうにょとした黒く艶っぽいのがなんともなのですが、その葛藤を乗り越え見事同定成功。始めてなのにセンスがいいと褒められたばっかりに、どんどん調子に乗って同定。6種類を判別することができました。

 結局この日みんなで判別したのは20種類。尾の数や頭部の模様など、観察ポイントが多数の川虫たちの分類にすっかり没頭してしまいました。

 「豊かな生態系」と説明するのは簡単ですが、どう豊かなのかを同定作業を通して知ることができました。川虫観察、ぜひみなさんも一度参加してみて下さい。
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2014年01月27日

四国の海の守り人

1月18日、高知県で行われた「四国海の守り人交流会」に参加してきました。
平成22年度から年に1回、開催されているこの交流会は、公益財団法人 黒潮生物研究所が主催しています。四国の海で環境活動をされている方々が集まり、活動の発表や意見交換を行いました。
一般発表の部では、中地シュウさん(黒潮生物研究所)、町田元秀さん(桂浜水族館)、森田輝男さん(パシフィックマリン)、岩瀬文人さん(黒潮生物研究所)、光澤安衣子さん(西条自然学校)、岡田直也さん(ニタコンサルタント)が発表を行いました。海の生物(今回はウミガメ、サンゴなど)を守るための活動、自然と共生した地域づくりのための海のガイドブックの制作、親子向け干潟の生物観察会の開催など幅広い分野の方々の発表を聞くことができました。四国EPOも「四国の海の活動紹介」として海ごみをテーマに発表をさせていただきました。

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後半は、「海の生物多様性とは?」というテーマで参加者全員による意見交換を行いました。「漁業」「海岸」「教育」の3つのテーマごとに「したいこと」「してほしいこと」「してほしくないこと」を出し合いました。印象に残ったコメントのひとつに、「違いのわかる人にしか生物多様性はわからない」ということがありました。海の小さな変化にも気づくことができる漁業者の方たちはまさに「海のセンサー」。そんな漁業者の人の話にもっと耳を傾けるべきだという声もあがりました。そして、3つのテーマの中で最も多く意見が出たのが「教育」の分野でした。「子どもたちに”ホンモノ”の教育をしてあげたい、してほしい」「もっと海に愛着をもってほしい」「海の生き物について、海の環境問題について、親子で会話をしてほしい」「海の保全だけをすすめても根本は解決しない。山・川との連携した取り組みが必要」など多くの意見があり、みなさんの教育に関する関心が非常に高いことがわかりました。

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2013年12月02日

物部の環境教育

みなさんは物部川という川をご存知でしょうか。物部川は高知県香美市の白髪山を水源とし、大小の支流34の河川を合わせつつ土佐湾に注ぐ一級河川です。高知県中部を流域として、南国市、香南市、香美市をまたぎながら流れています。
そんな物部川の流域で行われている環境教育についてご紹介します。取材を行ったのは常石勝さん(物部川21世紀の森と水の会、香長ネイチャーゲーム)です。
常石さんの環境教育は「つながり」「感動」「楽しむ」がキーワードとなっています。「つながり」では体験学習を通して山川海のつながりを学び、自然とふれあいながら自分と自然のつながりを学びます。近くにこんな場所があったんだ!地域にこんな物知りのおじさんがいるんだ!物部川の鮎ってこんなに美味しいんだ!という「感動」にも出会います。何年たってもあの時の鮎の味が忘れられん!また食べたい!と子どもたちからリクエストもあるとのこと。そして何より「楽しむ」ことを忘れないことが一番重視されているように思います。常石さんの行う環境教育は川遊びで川の生物を捕まえて観察をしたりその場で鮎を焼いて食べたり、自然の中で紙芝居をしたり、森の中を探検しながら葉っぱを拾って「葉っぱじゃんけん」をしたり、栗拾いをしたり・・・様々な「楽しむ」要素を取り入れています。

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また、今年11月30日には、物部川に感謝するという意味を込め、第2回目のシンポジウムが高知工科大学で開催されました(主催:物部川21世紀の森と水の会)。シンポジウムでは活動報告や寸劇、パネルディスカッションなどが行われました。お昼には参加者に無料でシカ肉カレーが振舞われるなど、子どもから大人まで流域のみんなで物部川について美味しく・楽しく考えるシンポジウムとなりました。

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川を通してたくさんの人の出会い・つながりが生まれている物部川。そんな地域から愛される物部川流域をフィールドに活動を進めるみなさんには、今後とも目が離せません!
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2013年10月07日

インターンシップ報告2

前回の記事に引き続き、EPOちゅうごくでのインターンシップの報告をさせていただきます。

【建部町を訪問】
3日目は岡山県の建部町を訪問しました。岡山県は全国でも非常にESDに力を入れている地域であり、建部町もその中のひとつです。今回は岡山市ESD世界会議推進局の友延さんが建部の町を案内してくださいました。その中でも一番印象深いのが竹枝小学校の訪問でした。
竹枝小学校の前には旭川が流れています。そこはかつてホタルが数多く生息し、小学生が環境学習をおこなうフィールドでもありました。2005年当時、旭川の河原には草木が生い茂っており、とても子どもたちが環境学習ができる場所ではありませんでした。また、竹枝の人口は近年減少傾向にあり、同時に小学生の人口も非常に減少しているという危険な状態でした。そこで動き出したのが地域の方たちでした。自分たちが昔体験した、川での楽しい思い出。それを今の子どもたちにも味あわせてあげたい!という気持ちから、「たけえだの水辺の楽校」の活動が始まりました。地域の人たちの、「学校のために何かしたい」という思いがひとつの形になったのです。地域の人たちが子どもたちの先生となり、様々な自然体験が行われました。
また、川の健康度を調べるために行われた「旭川かいぼり調査」では岡山理科大学や岡山淡水魚研究会などが積極的に調査に協力し、2006年から4年間、年に1回調査が行われました。今でも大学との関係性は切れておらず、大学生がこの川をフィールドに研究を行っているそうです。

一つの川を通して学校と地域がつながり、地域に活気が生まれました。現在では、子どもたちがより自発的に川にや地域について学びたい思えるような活動を行っていこうという動きもあるようです。時代の流れや地域の状態によって、伝えたいこと・伝え方はどんどん変化していくのだと改めて感じました。

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【ESDの伝え方】
4日目、5日目はESDを知らない人にESDをわかりやすく伝えるためにはどういうツールを作ればいいか、考えて案を作成しました。
これは今回のインターンシップで私が最も苦労した課題でした。できるだけ難しい言葉は使わずにいかに「わかりやすく」伝えるか…。頭をひねらせて考えた結果、ESDを伝えるマンガを作ることに決めました。テーマは”気付き”。自分のESDとの出会いをそのまま形にしたような感じになってしまいましたが、これを作成するにあたって、自らがもう一度ESDと向き合う大きなきっかけとなりました。きちんと完成し次第、またご紹介させていただきます。
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以上が9月24日〜28日のインターンシップ報告になります。
EPOちゅうごくの皆様、また広島や岡山で出会った皆様のおかげで、大変学びの多い研修となりました。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!
11月22日〜23日にはインターンシップ後半として、主催事業の運営に関わらせていただきます。後半も学びの多いインターンシップになるよう、積極的に動いていこうと思います。
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2013年10月02日

インターンシップ報告1

全国には8つの環境パートナーシップオフィス(EPO)が存在します。
この全国に広がるEPOの中でスタッフを交換し、短期の研修を行うインターンシッププログラムが行われており、今回は四国EPOスタッフ山がインターンシップに行かせていただきました。このインターンシッププログラムでは、人材派遣を通した各EPO間の連携の強化、ノウハウの交流などを目的としています。

今回は9月24日〜28日の5日間、EPOちゅうごくさんにインターンを受け入れていただきました。5日間で学んだこと、感じたことを数回に分けて報告させていただきます。

【ひろしまNPOセンター訪問】
1日目にEPOちゅうごくの運営団体である、特定位非営利活動法人ひろしまNPOセンターを樽山さんに案内してもらい、センターの方たちとお話をさせていただきました。

ひろしまNPOセンターは1997年に設立され、今ではまちづくり、環境、福祉、国際、社会教育など20を超える分野で広島県のNPOのサポートを行っている中間支援組織です。はじめに、サテライトキャンパスひろしまにてお話をうかがいました。

20分野にもおよぶ事業を行っていくのはいかにも大変そうな気がしますが、スタッフのみなさんそれぞれがある程度の「専門性」を持ちながら事業を進めていくこと、そして「報告・連絡・相談」を密に行っていくことが求められているということでした。スタッフ誰もが「提案」する力があり、また提案できる雰囲気、空気が流れているひろしまNPOセンター。そして活動は決して「浅く、広く」ではなく、「深く、広く」の活動だということが分かりました。
また、確かに20分野のNPO支援を行っていくことは大変なことだけど、1つの分野に対して他の19分野の視点での見方・考え方ができて、19分野とのつながり広がりの可能性があると考えると、これはひろしまNPOセンターのいちばんの強みであると感じました。
また、広島県立大学との連携を今後深めていくということなので、ひろしまNPOセンターを起点に学生がNPOやボランティアに触れるきっかけがどんどん広がっていけば、今以上に広島のNPOに元気が湧いてくる
のではと、とてもわくわくしました。

【チラシデザイン】
2日目はEPOちゅうごくの主催イベントの広報のチラシデザインをスタッフの岩見さんに教えてもらいながら考えました。いつも何気なく見ているチラシやポスター。実は人の目の動きの習性を考慮して作ってあるんです。とにかく見やすく!わかりやすく!そして全体のバランス!などなど、チラシ作りのノウハウをたくさん教えてもらいました。一つの印刷物を作るのにこんなにも悩んだり考えたりしながら、丁寧に作り上げていくものなのかと衝撃を受けました。私も今回、あーでもない、こーでもないと自分の頭をフル回転させながら考えました。四国EPOでは学べない貴重な体験をさせていただきました。これからチラシやポスターを見るたびに、チラシ作りのい・ろ・はが頭を駆け巡りそうです。今後、チラシの作成の時はもちろん、プレゼンの資料作成の時などにも今回得た知識を活用していきたいと思います。

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(EPOちゅうごくオフィス)
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2013年07月23日

中小企業家同友会メンバーのつながりから生まれた協働

愛媛県中小企業家同友会の障がい者雇用問題に関する委員会メンバーだった有限会社いっせいグループとNPO法人家族支援フォーラム、有限会社南国の協働事業が5月から本格的にスタートした。
 (有)いっせいグループは、自社で必要な食材のセントラルキッチン化を進め、事業の効率性を高めたいと考えていた。一方、家族支援フォーラムは来所者への安定的な作業確保と経営の安定性を高めるための事業を必要としていた。そんなニ社が、委員会でのマッチングを経て、具体的な検討を進めることになった。お互い協働できそうという感触を得る一方、ルート配送部分での課題も浮かび上がってきた。
 課題解決のきっかけとなったのが、同会メンバーでもある(有)南国の参画。食品卸でルートが既にある点と家族支援フォーラムも近隣にあることから、事業は本格的に動き始めることとなった。
 NPOと企業の協働を進めるにあたっては、利益追求の考え方を始め隔たりがあったのは事実。その壁を超えることができたのは、社会貢献をしたいという思いと協働によるお互いのメリットが明確にあったからではないだろうか。 
 実際動き始めると、配送コストや包装材の削減など、環境負荷の低減が目に見える効果としてあらわれ、具体的なメリットも出てきたということだった。

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2013年06月24日

環境教育促進法先進事例〜川崎市の取り組み〜

みなさん、こんにちは。四国EPO山です。
今日は環境教育促進法の先進事例をご紹介します。

促進法が改正されたことはみなさんすでにご存じだと思います。平成24年10月に環境教育促進法が施行されたことを受け、川崎市では一定の要件(体験型環境教育の実施、安全体制の確保、非営利性など全部で8つ)を満たしている環境教育に取り組んでいる事業所等を川崎市長が認定できるようになりました。さっそく2013年2月には、川崎市長が指令指定都市としては初めて4つの事業所を認定しました。今回認定された事業所は以下の通りです。

・昭和電工株式会社 川崎事業所(川崎区)
 「使用済みのプラスチックのアンモニア減量化を通じた環境教育」
・株式会社ショウエイ(幸区)
 「ろ過装置を利用した水・熱・電気の省エネ」
・富士通株式会社 川崎工場(中原区)
 「パソコン分解を通じで学ぶ私たちの3R」
・明治大学 黒河農場(麻生区)
 「アグリカイサイエンスアカデミー」

申請者としては、学校等に工場見学として製造工場、リサイクル工場を公開する際に、実体験を伴う環境教育を提供している事業者や、自然体験ツアーを開催するNPO等に対して所有する里山を提供している事業者等が挙げられます。認定の有効期間は5年間で手続きを行えば更新することも可能です。さらに毎年、1年間の事業の報告・決算の提出が義務付けられています。

認定を受けた体験の機会の場を提供する事業者は、環境保全活動について公的な信頼性が得られ、事業活動全体のイメージアップが期待できます。しかしメリットがあるのは事業者だけでなく、環境教育を受ける側の人達も同じだと思います。実際に体験をしながら目で見て、身体で感じることで、より一層「学び」を自分のものにすることができる!私はそう思っています。最近、体験型の環境教育を希望する人が増えているのもそういった理由からなのかもしれませんね。

促進法が施行されてから約9カ月、すでに各地域では新しい動きが始まっています。次回からも環境教育促進法の先進事例を更新していこうと思っていますのでお楽しみに!
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2013年03月25日

自分に必要なモノ

皆さん、こんにちは。
四国EPOの藤野です。

3月15日、ESDセミナーを開催しました。
今年のセミナーは、「バス視察ツアー 3Rを考えよう!」で、松山市にある金城産業株式会社さんで金属のリサイクルを、観音寺市にある有限会社田代商店さんで衣類のリサイクルを、そして今治市にある日本環境設計株式会社さんで同じく衣類のリサイクルを見学させていただきました。
また、見学の後には、私たちの身近にある携帯電話からリサイクルについてや、資源について考える「ケータイの一生」というワークを行いました。

今回の工場見学では、3R(Reduce,Reuse,Recycle)の他にもRefuse(ことわる)、Repair(こわれたものを修理する)を加えた5Rの考えを知ることができましたし、金城産業株式会社さんでは、「リサイクルの地産地消」という言葉も教えていただきました。

ワークショップ「ケータイの一生」では、携帯電話の原料について考えることから始まり、携帯電話の回収についてや「携帯電話との付き合い方」について考えました。
携帯電話の原料は、その多くを海外からの輸入に頼っていることや現地では、原料を巡り争奪戦が行われていること、生産現場での労働問題、環境問題を考えるロールプレーも行いました。

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「自分の生活に必要最小限のものは?」
そんなことを考えるきっかけとなったセミナーでした。
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2013年03月13日

サステナ ガールズ トークセッションin香川 〜100年先を見据えた、今の生活を〜

皆さん、こんにちは。
四国EPOの藤野です。
年度末ですね〜。
気ばかり焦ってしまいますが、1つ1つの仕事を丁寧に行っていきたい!と思います。

さて、今日は、先日参加しました「サステナガールズ・トークセッションin香川」について、ご報告します。

「サステナ ガール?どういう意味?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
これは「サステナビリティ(持続可能性)」と「ガール(女の子)」を合わせた造語です。
この日のイベントは、「サステナビリティ」というキーワードで、普段の生活の中で、「ちょっとでもいいから環境のことを意識してみる、考えてみる。」、「10年先、20年先に視点を置いた暮らしについて考えてみる」ということで、マジメなガールズトークが、明るく、和やかな雰囲気の中で繰り広げられました。

イベントを明るく盛り上げるのは、FM香川の岡 加依子パーソナリティ。
パネリストの方々から言葉を引き出す技は、さすがプロ!と感じました。
アドバイザーは、小西美紀さん。岡山市の岡山ESD推進協議会事務局の方です。
ESD(持続可能な開発のための教育)という、一般的にはまだまだ馴染みが薄く、聞きなれない言葉を分かりやすく解説していただきました。

パネリストは、4人の女性。どの方もとっても魅力的で、素敵な方ばかり♪
★醤油ソムリエールの黒島慶子さん。
小豆島在住で、醤油の作り手と使い手をつなぐ活動をされています。
★映画監督の香西志帆さん。
香西さんは、本職は会社員。しかし裏の顔(!)は、映画監督で、香川県のご当地映画『猫と電車』など、香川を舞台にした作品を手がけていらっしゃいます。
★有限会社 藍色工房 代表取締役の坂東未来さん。
自社農園で藍を育て、藍の石鹸や藍染め雑貨を製造販売されています。
★山一木材・KITOKURASの3代目、熊谷有記さん。
私たちの身近にある(はずの)木のことを、より身近に感じられるようにお話いただきました。それはそれは、熊谷さんのお話から木のぬくもりを感じることができるほどです。

イベントは、お醤油や森に関するクイズコーナーがあったり、「あなたにとってサステナビリティを、一言でいうと何?」といったことを同じテーブルに座った人たちがグループディスカッションを通して考えたりして、色々なご意見、価値観を伺うことができて、とても楽しい時間でした。

パネリストの皆さんの「サステナ」を伺って印象的だったのは、「“今”やっていることが、100年先の将来にも通用する技術であること」という言葉でした。
また、パネリストの熊谷さんにアフリカの諺「速く行きたければ一人で行きなさい。遠くへ行きたければみんなと行きなさい」を紹介していただきました。
うーん、深いですっ。

パネリストの皆さんのお仕事、活動を伺っていると、過去・現在・未来が繋がっているな〜と感じました。
過去からの学び、継承されていることを大切にし、100年先を見据えて「今」を大事にすること。
それこそが、限りなく「持続可能な」暮らし、生活ではないのかな、と思いました。

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【オシャレな“サステナ ガール”の皆さん♪】
posted by 4epo at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記